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東京フィールドワーク:銀木犀 下河原忠道さん

イノベーターズ100広島。二日目冒頭のフィールドワークは東京から少し足を伸ばし、千葉県の鎌ケ谷富岡にあるサービス付高齢者住宅「銀木犀」にお邪魔しました。

 

まだこの4月にオープンしたばかりというこの施設。ヒノキの素敵な香りがする上、大きな開口部から入ってくる日差しで、とても明るい気持ちになります。

 

実はこの施設にはその構造に秘密が。1ミリという薄い鉄板を使うシルバーウッド工法こそ、起業家であり社会に認知症との向き合い方を説く株式会社シルバーウッド下河原さんが産んだイノベーションの原点。

 

そしてお忙しいにも関わらず貴重なお時間をいただき、その下河原さんに銀木犀についてお話を伺いました。

 

この施設、実は傍目から見ることが驚くことがいっぱいです。施設に足を踏み入れるとまず目に入るのは駄菓子屋。ここは放課後駄菓子と自由に出入りできる共有空間を目当てに訪れる小学生でいっぱいになるのだそう。

 

この施設はまだ新しいのですが、浦安では銭湯の番台で腕を鳴らした凄腕おばあちゃんが認知症もなんのその。1つ10円20円の駄菓子の世界で、月に40万は売り上げるのだそう!

 

そして子供達が出入りすると様子を見にくるのがお母さんたち。そのお母さんたちには施設でみなさんが食べている美味しいランチがカフェスペースでいただけます。私たちもインタビュー後いただきましたが、実に美味しくいただきました。

 

鍵はかけない。必要ないことはしない。認知症の人が夜中に歩いていたら、地域の人は声をかけよう。特別なこと、不可解なこと、怖いことと目を背けるのではなく、日頃から当たり前のことと向き合う。地域の中で人が関わる機会を作る。認知症をもつおじいちゃんおばあちゃんのためでなく、認知症の人がまちの人に何かをしよう。

 

サービスを提供する側と受ける側、施設に入っている人と地域の人。垣根をとり去ることで肩の力が抜け、みんなが自然体になることというお話は、いつのまにか築き上げられたサービスデザインの固定概念を覆し、1つの施設に止まらないインパクトをもつのだということが垣間見えた訪問でした。

 

Facebook投稿より転載)

Photos by Kokoro Kawahara