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東京フィールドワーク:株式会社ナカダイ 中台澄之さん

イノベーターズ100広島。東京フィールドワークの二日間の締めくくりは、プログラムでもメンターとしてお世話になっている株式会社ナカダイの中台澄之さんにじっくりとお話を伺いました。

 

産業廃棄物という通常我々が触れることのできない世界が実際どうなっているのか。そしてそこから新たな価値を生み出すことが今現在制度やビジネスの慣習からいかに難しくなっているのか、ということを実際にものを見ながら学んでいきました。

 

会場としてお邪魔したのは浅草橋にある株式会社オープン・エーのオフィス。今や誰もが知る「東京R不動産」こそが、中古の物件から新たな価値を生み出すという意味で今回我々がテーマとしている「循環」の最たるビジネス。
http://www.open-a.co.jp/

 

そのオフィスの共有空間には普段なら消防署でしか見かけることのないホースが再利用された可愛いベンチや、ホースの金属部分から生まれた照明、ペレットが重ねられてできたソファなど、創意工夫から生まれた可愛い家具で散りばめられています。

 

「本当は自分で見ながらこれが元はなんだったか考えるのが面白いんだけどな」と案内してくださった中台さん。実はこれはさる6月にTHROWBACK展として期間限定で公開された家具の数々。今回は特別に拝見させていただきました。
http://www.throwback.jp/

 

見ていく中で誰でも嫌が応にも気づくのはいずれも「綺麗」だという点。消防署や小学校など、多くの施設では大変特殊な用途のモノがたくさん置かれていますが、これらの多くは壊れルカらではなく特殊な理由があって「廃棄」されるもの。消防用ホースは数年に一度交換されますし、小学校の備品である白線引きや太鼓、椅子などの多くは廃校などがあればそれまで問題なく使われていたものでも「ゴミ」として処理されます。

 

こうしたものが流通しないのは実は制度上廃棄したものが見えないようになっていること、そしてこれらのモノをこれからどう使っていくのか考える機会すらないというという2つの問題点があるということが、見えてきます。

 

そしてそのあとは品川に場所を移し、モノ:ファクトリー品川ショールームへ。ここは中台さんのご著書「『想い』と『アイデア』で世界を変える ゴミを宝に変えるすごい仕組み 株式会社ナカダイの挑戦 」でも表紙になった、まさに廃棄物が次なる創造のきっかけとなる場所。

 

ここまでに前日と合わせ合計四箇所を訪れた参加者。インタビューの内容は次第に具体的な事案よりも、中台さんの会社がなぜこうした新たな取り組みができるようになったのか、という仕掛けの部分へ。

 

実は日々「雑談」が大事、と以前からおっしゃっていた中台さん。しかしよくよくその内実を聞けば、本当にその雑談から新しいものがうまれるようになるまでには、様々なさまざまな取り組みがあったと言います。中でも大きく社員の意識が変わったのは会社に一般の人が工場見学が入るようになってからだそう。

 

「チャレンジしよう」というのは簡単。でもそのチャレンジの意味が具体的になになのか、なんども言葉にしながら伝えていく。ご自身がイノベーターとして活躍する傍地域や社会、社員を意識した言葉の数々に経営者としての責任を感じるインタビューでした。

 

Facebook投稿より転載)